「なんだかヘアスタイルが決まらない」
「髪の毛がペシャンとして、さみしい」
鏡をのぞくたびに、髪の毛のボリュームが気になる・・・そんなことはありませんか。
頭頂部や生え際が薄くなってくる、男性型脱毛症(AGA)は、広く認知されてきましたが、実は、同じような症状が出る女性が増えています。
薄毛に悩む女性は、意外と多いのです。
その原因とも言われる女性男性型脱毛症「FAGA」について、詳しく解説いたします。
女性なのに男性型脱毛症!?
FAGAとは、Feamel(女性) Androgenetic (男性ホルモン 遺伝)Alopesja(脱毛)の略で、遺伝やホルモンによって、生じる女性の脱毛症のこと。
なぜ、女性なのに、男性型脱毛症という名前がつくのでしょうか。
実は、AGA(男性型脱毛症)も、FAGA(女性男性型脱毛症)も、その原因は、男性ホルモンが関係していると考えられています。
女性の場合は、男性に比べて「男性がホルモン」の量が少なく、毛髪の成長を促す作用のある「女性ホルモン」が多いので、いわゆる若ハゲというような状態にはなりにくいのですが、ホルモンバランスが乱れてくる40代~50代あたりから「女性ホルモン」の分泌が急激に減ってきます。
そのため、抜け毛を作用がある「男性ホルモン」が優位になり、女性でも薄毛の症状がみられるようになるのです。
FAGA(女性男性型脱毛症)ってなに?
FAGA(女性男性型脱毛症)は、AGA(男性脱毛症)の女性版と思われがちですが、その原因や症状は微妙に違います。
AGA(男性脱毛症)は、いわゆる若ハゲといわれるもので、早い人では20代から発症すると言われています。
FAGA(女性男性型脱毛症)は、更年期前後に見られる現象で、その原因には、女性ホルモンの減少があると考えられています。
女性ホルモンは、40代ごろから減り始め、閉経を迎えることには、急激に減ってきます。そのことにより、抜け毛を促す作用のある「男性ホルモン」が優位になり、薄毛の症状が出てくるのです。
それ以外には、「遺伝」や「加齢」「生活習慣の乱れ」なども原因と考えられています。
また、発症の要因の一つとして、ヘアサイクルの乱れがあるとも言われています。
髪の毛の発毛と脱毛には、サイクルがあり、「成長期」「退行期」「休止期」の3つの期間を繰り返して新しい髪は生え変わっていきます。
「成長期」は、毛母細胞が活発に分裂を繰り返し、髪の毛が成長を続ける期間を指します。通常3年から7年と言われており、健康な状態は5年以上伸び続けます。
「退行期」は、毛母細胞の分裂が急速に衰える時期で、髪の成長に関わる毛球部が徐々に退縮していきます。
「休止期」は、退行期を経て毛の成長が完全にストップし、自然と髪の毛が抜けていきます。休止期は、3カ月程度でその後、次の成長期をむかえて新しい髪の毛に生え変わっていきます。
「成長期」が短くなり、「休止期」が長くなることにより、髪の毛が細く、やわらかくなる「軟毛化」が進み、薄毛につながるのです。
FAGA(女性男性型脱毛症)の症状
FAGA(女性男性型脱毛症)は、頭頂部を中心に、薄くなっていくのが特徴です。
時間の経過とともに、次第に地肌が目立つようになります。
男性のようにすべての毛が抜け落ちるということはありませんが、髪の毛のボリュームが減るので、見た目の印象が変わってきます。
FAGA(女性型脱毛症)の治療には、育毛剤(ミノキシジル)を使用することが一般的です。ミノキシジルの育毛剤を使用することにより、毛の成長期が長くなり、休止期の毛が成長期に誘導され、毛髪の密度が増す。毛が太くなるなどの効果が期待されます。
また、クリニックでの治療も可能ですが、FAGAは保険適用がありません。
治療費は、自己負担となるので注意が必要です。
FAGAが改善できる女性薄毛ケア専門院も検討しよう
FAGAの改善には、育毛剤の使用やクリニックでの治療が一般的です。
薬の使用には、副作用が伴いますので、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
「薬や育毛剤にできるだけ頼りたくない」
「体の不調も改善したい」
そんな時は、女性薄毛ケア専門院をおすすめします。
体の不調を改善して、整えていくことによって、自然に髪の毛をとりもどすことをめざしており、根本的な改善へとつながります。
FAGAで悩みが深い場合はウィッグという選択も
「薄毛が気になって、外出したくない」
「おしゃれする気持ちもなくなってきた」
薄毛が原因で、日常生活に支障が出てしまうようでは、困りますね。
女性の場合は、薄毛の範囲は頭頂部だけなので、部分ウィッグなどを上手に使ってヘアスタイルをキープすることも可能です。
今は、女性用のウィッグも進化しており、デザインやバリエーションも豊富に揃っているので、ファッションの一部として、楽しみながら取り入れることもおすすめです。
まとめ
AGA(男性脱毛症)は、いわゆる若ハゲといわれるもので、男性に発症するものですが、女性にも同じような症状で悩む人が増えてきています。
女性の場合は、FAGA(女性男性型脱毛症)と言われ、ホルモンバランスの崩れる40代から50代の頃に症状がみられるようになります。
FAGA(女性男性型脱毛症)は、女性ホルモンの減少のほかに、遺伝や加齢、生活習慣の乱れなどが原因と言われており、その症状は、頭頂部を中心に薄くなり、次第に地肌が目立つようになってくるので、早めの手当が肝心です。
薬や育毛剤をできるだけ使わずに改善したいという方には、女性薄毛ケア専門院がおすすめです。体の不調を改善して、整えていくことにより、髪の毛を取り戻す手法は、心身共に元気になると評判です。
また、どうしても薄毛が気になって、日常生活にまで支障が出るようであれば、ウィッグの活用も検討しましょう。