抜け毛が増えていないか気になり、ついつい手ぐしで抜け毛をチェックしてしまうことはありませんか?
「抜け毛が増える=薄毛になる」と思えば思うほど、さらに手ぐしチェックの回数は増えてしまうものです。
しかし、何気なく手ぐしをしたときに髪が大量に抜けたら、不安にならない方が不思議ですよね。
では、なぜ手ぐしで髪がたくさん抜けてしまうのでしょうか?
前髪の抜け毛がひどいときはどうすれば良いのでしょうか?
今回は、手ぐしによる抜け毛の原因や前髪の抜け毛がひどい場合の対処法について解説します。
手ぐしで大量の抜け毛があるのは危ないかも?
手ぐしをしたとき、大量の抜け毛があったときは要注意。それ、危ないかもしれませんよ。
普段から何気なく手ぐしをしてしまう方は多いですが、抜け毛が気になる方ほど、一日に何度も何度も手ぐしで抜け毛をチェックしがちです。
手ぐしは髪を引っ張る動作なので、手ぐしをするたびに髪に負荷がかかっています。
やりすぎるとさらに抜け毛が増えてしまうこともあるので、気を付けましょう。
そもそも髪の毛は、生えてから一定期間成長すると自然に抜ける仕組みになっています。
男性も女性も1日の抜け毛は平均100本前後といわれています。
季節の変わり目などは100本以上抜けることもありますが、これだけ抜けても特に問題はありません。
髪は寿命が近くなるといつ抜けてもおかしくない状態になり、弱い力が加わっただけで抜けてしまいます。
ブラッシングやシャンプーのときに抜け毛が多いと感じるのは、抜けそうになっていた髪の毛がこのタイミングで抜け落ちるからです。
しかし、手ぐしをしたときに、ブラッシングやシャンプーをしたときよりも大量の抜け毛があるときは、円形脱毛症やAGA(男性型脱毛症)、FAGA(女性男性型脱毛症)や産後脱毛などが起きている可能性があるので注意が必要です。
参考:https://www.osaka-clinic.com/column/1366
最近生活に大きな変化はありませんでしたか?
最近、何か生活に大きな変化はありませんでしたか?
ストレスや生活習慣などが原因で、抜け毛が増えることがあります。
強いストレスを感じることや、生活が一変するような出来事はありませんでしたか?
また、眠れない日が続いたり、睡眠時間が確保できない日が続いたりするなど、睡眠不足や睡眠障害に陥ってはいませんか?
ストレスや睡眠不足は自律神経のバランスを崩してしまい、それが抜け毛の増加につながることがあるので注意が必要です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、呼吸や血圧、体温調節や胃腸の働きなどを司っています。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、体にさまざまな不調があらわれます。
自律神経のバランスが崩れることで血行不良やヘアサイクルの乱れが起こると、抜け毛が増えることもあるのです。
また、自律神経とホルモンも互いに影響し合う関係にあり、どちらかがバランスを崩すともう一方もバランスを崩してしまうため、自律神経もホルモンバランスも乱れを引き起こさないよう、生活リズムを整えることが重要です。
手ぐしの際に前髪の抜け毛が多い原因は?
手ぐしをした際、前髪の抜け毛が多いことがありますが、その原因は何なのでしょうか?
男性で額の生え際が後退してきたり、頭頂部の髪が薄くなってきたりしている場合は、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性があります。
また、目の使いすぎが関係して前髪の抜け毛が増えるケースもあるといいます。
今やパソコンやスマホを使わない日はないくらい、常に目を酷使している現代人。
遠くの景色を眺めているときと違い、近くのパソコンやスマホの画面を見続けていると、目の周りの筋肉も視神経も凝り固まり疲れてしまいます。
私たちの体には毛細血管が張り巡らされ、全身に血液や栄養を送っています。
髪の毛も例外ではなく、毛母細胞にある毛細血管から栄養をもらい成長しています。
視神経の凝りや眼精疲労により血行が悪くなると、目の近くを通る頭皮への血行も悪くなり、髪の毛にも十分な栄養が行き届かなくなると考えられます。
その結果、前髪付近の抜け毛が増えてしまうこともあるのです。
参考:https://www.biotech.ne.jp/column/nukege/archive127/
ワックスやジェルの使いすぎ、洗い残しはNG
ワックスやジェルなどの使いすぎや洗い残しは、NGです。
間違ったヘアケアを続けていると頭皮の状態が悪くなり、それが抜け毛につながることもあります。
スタイリング剤を使ってヘアセットしている方は多いですが、ワックスやジェルを使いすぎると、洗い流す際になかなか落ちず、シャンプーのたびに髪や頭皮に負担をかけてしまいます。
よほど丁寧に洗い流さないと成分が残ってしまうため、十分に洗い流すようにしましょう。
分け目をいじりすぎないようにしよう
分け目を作っている場合、いじりすぎないようにすることも大切です。
ヘアセットをする際、どうしても分け目部分の髪の毛には負担がかかります。
そのため、分け目が太くなったり、分け目から薄毛が広がってきたりすることも少なくありません。
ずっと同じ分け目にしておくと、毎日のヘアセット時にいじりすぎてしまう可能性があります。
定期的に分け目を変えたり、分け目をつけない髪型にしたりするなど、抜け毛を増やさないようにしましょう。
まとめ
手ぐしで髪を引っ張りすぎると抜け毛が増えてしまうこともあるので、手ぐしをする癖がある方は気を付けましょう。
生活の変化などでストレスや睡眠不足が続くと、自律神経が乱れて抜け毛が増えることがあります。
また、眼精疲労やスタイリング剤の使いすぎが原因で血行不良や頭皮環境の悪化を招き、それが前髪の抜け毛につながるケースも。
生活のリズムを整え、抜け毛を増やさないように心がけることが大切です。
1日に100本前後の抜け毛は正常ですが、手ぐしをしたときにあまりにも大量に髪が抜けたときは、何らかの異常や脱毛症を発症している可能性があるので、早めに専門家に相談しましょう。