男性に最も多く見られる脱毛症が、AGA(男性型脱毛症)です。
AGAを改善する方法を調べてみると、病院やクリニックでは薬を使った治療が中心となっていることがお分かりになるかと思います。
しかし、皆さんの中には薬を使うことに抵抗がある方や、薬の副作用が心配だという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は薬を使わずにAGAを改善する方法について、AGAの原因とともにその方法や気を付けたいポイントをご紹介します。
AGA改善の為に定期的な運動を心掛けよう
薬を使わないAGA改善法の1つ目は、「運動」です。
忙しい現代人は、どうしても運動不足になりがちですよね。
運動不足には様々な弊害がありますが、その中でもAGAなどの薄毛と関係しているのが、「血行不良」です。
血行不良になると、毛髪の生育に必要な栄養と酸素が頭皮に行きわたらなくなるため、抜け毛や薄毛、AGAなどを招きやすくなるのです。
AGA改善では、頭皮の血行を良好に保つことが必要不可欠です。
そこで大切になってくるのが、定期的な運動。
運動をすると全身の血の巡りがよくなり、その結果として頭皮の血行も改善されます。
毎日続けるのが難しい場合は週に3~4回程度でもいいので、何らかの運動を取り入れてみましょう。
おすすめはウォーキング。
ウォーキングは特別な道具も必要なく、運動のためにまとまった時間がとれないときは、通勤時に1駅手前で降りて歩くなどの工夫もしやすい点がメリットです。
万歩計を身につけて、日頃から意識して歩数を増やすようにするだけでもずいぶん違いますよ。
もちろん、ジョギングやサイクリング、スイミングなどでもOK!
屋外での運動が億劫な場合は、室内でできるストレッチやヨガでもかまいません。
デスクワークなどで凝り固まった筋肉をほぐしてあげると、血流改善に効果的です。
無理なく長く継続していける運動を見つけ、ぜひ実践してみてくださいね。
AGA改善の為に頭皮マッサージをはじめとした頭皮のケア
薬を使わないAGA対策の2つ目は、「頭皮マッサージ」です。
先ほどお伝えしたように、AGAを改善するためには頭皮の血行を良好に保つことが大切。
運動が全身の血行促進なら、頭皮マッサージには局所的な血行促進効果があります。
運動と並行して頭皮マッサージを行うことで、より効果的に頭皮の血流を改善することができます。
額の生え際や耳の上、うなじから頭頂部に向かって、徐々に場所をずらしながら指の腹を使ってマッサージしていきます。
揉むのではなく頭皮を動かすイメージで、上に持ち上げては離したり、小さい円を描いたりして、適度な強さでマッサージしましょう。
頭皮マッサージは、体が温まり血行促進効果がさらにアップするバスタイムに行うのがおすすめ。
マッサージ用のオイルを使えば、クレンジング効果や保湿効果も期待できます。
また、AGA改善にはシャンプー選びも重要です。
合成界面活性剤を使用している合成シャンプーは洗浄力が強く、皮脂をとりすぎる傾向があるため、乾燥や地肌の炎症などを引き起こすことがあります。
合成シャンプーを使用している場合は、髪と地肌に優しいアミノ酸系シャンプーに変えた方がよいでしょう。
シャンプーのときは、次の点に気を付けてくださいね。
・シャンプー前にお湯だけでざっと汚れを洗い流す
・シャンプーをつけすぎない
・シャンプーを手のひらでよく泡立ててから、指の腹を使って地肌を洗う
・シャンプーが残らないように念入りにすすぐ
・シャンプー後はドライヤーで乾かし、濡れたままにしない
整体に通い、AGAを改善するのもひとつの手
薬を使わないAGA改善法の3つ目が、「整体」です。
整体とは骨格や体の歪み・ズレを調整し体のバランスを整えることで、身体の不調や症状を改善する手技です。
AGAの原因がどこにあるのかを突き止め、その部分を中心に整えていくことで、根本からAGAを改善していきます。
AGAや薄毛の原因は1人1人異なるため、正確な原因を見極めることがとても重要です。
たとえば頭皮が血行不良になっているとしたら、何が原因で血行不良が起きているのかを知る必要があります。
骨格の歪みから来ているのか、ストレスのせいなのか、自律神経の乱れが関係しているのか、それによって自ずと必要な対策も変わってくるからです。
整体では、その方の薄毛の原因に対応した施術を行っているため、同じAGAであっても施術内容は一人一人違っています。
根本原因を解消しないまま治療薬による治療を行っても、結果につながらない可能性があるということを覚えておいた方がいいでしょう。
薬を使わずにAGAを根本から改善したいという方には、整体がおすすめですよ。
食事や生活習慣を見直そう
AGAを改善するためには、食事や生活習慣の見直しが欠かせません。
食事は髪の原料となる栄養に関わっており、睡眠は髪や頭皮の生成・修復を促進する成長ホルモンの分泌を左右します。
また、運動不足は血行不良から髪の生育に影響し、喫煙は血行不良の原因になります。
このように、食事や生活習慣はAGAと密接な関係があるのです。
では、具体的な見直しのポイントをご紹介しましょう。
食事
毛髪の生成に必要不可欠となるたんぱく質・亜鉛・ビタミン類を積極的に摂りましょう。
インスタント食品やジャンクフード、脂質の多い食事はできるだけ避け、日頃から栄養バランスを考えた食事を意識してくださいね。
睡眠
眠り始めてから最初の3時間が成長ホルモン分泌のピークとなるため、最低でも4時間以上、できれば6時間以上継続して眠るようにしましょう。
寝る前のスマホやパソコンの使用は、睡眠の質の低下を招くので注意してくださいね。
喫煙
タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させる作用があるため、血行不良となり髪の生育が阻害されます。
AGA改善の為には禁煙するのがベストですが、それが無理ならできるだけ本数を減らすようにしましょう。
薄毛で悩みすぎない事!ストレスを貯め込まないようにしよう
AGA改善の際に気を付けたいのが、「ストレス」です。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ血行不良をまねくため、AGAなどの薄毛や髪のトラブルが生じやすくなります。
もともとは仕事や人間関係から来ていたはずのストレスが、薄毛になることで薄毛そのものがストレスの元凶となることもあります。
「人目が気になる」、「薄毛がなかなか改善しない」、「鏡を見るたびに憂鬱になる…」など、薄毛自体がストレスになると、悪循環に陥ってしまいがち。
気にしすぎないのが一番ですがそれも難しいときは、上手に気分転換を図れるストレス解消法を試してみましょう。
ストレス解消法にも色々ありますが、その中でも運動はストレス発散だけでなく、血行促進効果もあるため一石二鳥と言えます。
他にも、好きな音楽を聴く、趣味に没頭する、旅行、散歩、映画、おしゃべりなど、要は自分が夢中になれてストレスを忘れられるようなものであれば何でもよいわけです。
日頃からストレスの自覚がある人は、「これをすれば気持ちも晴れる」と思えるような、自分に合ったストレス解消法を見つけておくといいですよ。
まとめ
薬を使わずにAGAを改善する方法には、「定期的な運動」、「頭皮マッサージ」、「整体」、「食事・生活習慣の見直し」、「ストレスを溜めないようにする」などがあります。
どの方法にも共通しているのは、頭皮の血行を良好に保つのが重要だということ。
なぜなら、血行不良になると髪に必要な栄養と酸素の運搬が滞り、髪の生育に支障をきたしてしまうからです。
今回ご紹介した改善法はどれか1つだけ実践するのではなく、並行して行う方がAGA改善により効果的です。
また、専門家によるAGA改善法で薬を使わない方法には整体があります。
整体はAGAの原因を見つけ出し本当に必要な施術を行うことで、AGAを根本から改善することができます。
本格的にAGAを改善したいという方は、ぜひ整体を検討してみてくださいね。