抜け毛が増えたようだ、髪が薄くなった気がする、という男性の多くがまずAGA(男性型脱毛症)を心配するのではないでしょうか?
AGAはそのままにしておくと悪化して脱毛部分が広がる、進行性の病気。
本当にAGAなら早めに対策や治療を始めることが必要ですよね。
そのためには今の抜け毛や薄毛の状態がAGAであるかどうか、早期に分かることが大切。
判断の基準となる、AGAの抜け毛の特徴をご説明します。
気にしなくても良い抜け毛の特徴
男性ホルモンが原因で発症するAGAは、男性にとって非常に身近な脱毛症状を伴う病気。
実際に成人男性の3人に1人がAGA患者であることから、いつ、誰が発症してもおかしくないことがわかりますよね。
AGAで特に気をつけなければならないのは、進行性の病気だということ。
痛みもなく日常生活に支障がないからと放置しておくと、症状がどんどん進んで脱毛部分が広がってしまいます。
AGAは発症に気づいたらすぐに対策や治療を始めて、進行を防ぐ必要があります。
しかし抜け毛や薄毛の全てがAGAだと言うわけではありません。
男性に起きる抜け毛・薄毛にはAGAのほかに円形脱毛症、脂漏性脱毛症、粃糠性脱毛症があります。
その中でも特に心配の必要性が低い抜け毛は、脂漏性脱毛症と粃糠性脱毛症。
脂漏性脱毛症は皮脂の過剰分泌によって引き起こされる脱毛症で、具体的な原因には脂っこい物の食べすぎや合わないヘアケア剤の使用があげられます。
粃糠性脱毛症はフケの異常発生で引き起こされ、誤ったヘアケアが主な原因とされています。
脂漏性脱毛症はベタつき、粃糠性脱毛症はカサつきといった頭皮の異常を伴うのが、この2つの脱毛症による抜け毛の特徴。
どちらも頭皮の異常によって引き起こされ、生活習慣の見直しで治すことができます。
つまり脂漏性脱毛症や粃糠性脱毛症は、AGAや円形脱毛症のように深刻に捉えなくても大丈夫だと言うこと。
しかし悪化させるとAGAや円形脱毛症を引き起こすこともあるので、注意してくださいね。
AGAの前兆!?AGA前兆の抜け毛について
シャンプー時に排水口へと流れていったり枕カバーについていたりする大量の抜け毛で分かることが多いAGA。
しかしこのような症状が現れる前に、髪のボリュームダウンでAGAに気づく場合もあります。
髪を整えているとき、あるいは何気なく頭に手をやったとき、頭髪量の減少を感じたら、それはAGAの前兆であることも。
抜け毛の量に異常がなくても、AGAを疑ってみましょう。
またAGAの多くは頭頂部の前方、顔と頭の境目付近から脱毛が始まります。
この部分が脱毛するということは前髪の生え際が後退し、おでこが広くなっていくように見えるということ。
また左右の剃り込みが深くなる場合もあります。
この部分にAGAに深く関係する「5a還元酵素」が多く存在しているからで、おでこに異変が見られたらAGAのサインかも知れません。
AGAにおける抜け毛の特徴とは?
AGAは抜け落ちた毛にも特徴が現れます。
1点目は細くて弱々しいこと。
AGAは発毛サイクルに乱れが生じて短くなり、頭髪がきちんと成長する前に抜け落ちます。
太くならないうちに抜けるので、抜け毛は当然、細い毛ばかり。
硬さや強さ、弾力もない貧弱な抜け毛が見られたら、AGAだと考えられます。
2点目は短いこと。
AGAでは頭髪が十分に育つ前に抜け落ちるので、抜け毛も短毛です。
細い毛と並んで短い毛であることも、AGAによる抜け毛の特徴です。
AGAのタイプについて
AGAは脱毛部分がどのように広がっていくかで、大きく3つの型に分類できます。
まずはM字型。
おでこの左右の剃り込みから脱毛していくタイプのAGAで、他の2つの型より進行スピードは遅い傾向にあります。
目との関係が深く、眼精疲労によっても悪化します。
O字型は頭頂部から脱毛するAGAです。
血管が少ないことによる血流不足から引き起こされるため、血行改善を心がけることが大切です。
おでこの中心から脱毛するAGAがU字型です。
O字型との併発が多いため脱毛部分も広く、3つの型では深刻度のもっとも高いタイプです。
AGAかも!?と思ったら早めに対処しよう!
AGAは放置しておくと症状がどんどんと進んでしまう、進行性の病気です。
進行しないよう、または改善を図るためには、きちんとした対処をすることが重要です。
AGAが疑われるようなことが思いあたったら、すぐに対策を始めましょう。
自分でできる対処方法には規則正しい生活や栄養バランスの取れた食事などの生活習慣の見直しがあります。
また早めに医療機関や専門院に相談することも大切です。
医療機関や専門院に相談して治療やアドバイスを受けることは、確実にAGAを改善へと導く第一歩。
また早ければ早いほうが、AGA改善もスピードアップが期待できます。
脱毛部分がそれほど広がっていないうちであれば、かなり早い改善が見込めますよ。
医療機関や専門院など、信頼できる専門家を見つけて、相談しましょう。
まとめ
AGAになると、細くて短い抜け毛が見られます。
また髪のボリュームダウンやおでこの異変は、AGAの予兆である可能性が。
このようなAGAが疑われるサインが現れたら、早めに対処しましょう。
すぐに対策することで進行を防ぎ、効果的に改善を図ることができますよ。