薄毛に悩む方が気になる産毛の存在。
産毛が増えてきたらAGAが進行し始めたサインかもしれないといわれていますが、その反面、AGAが改善し始めたサインともいわれています。
AGAを発症しても、AGAが改善しても産毛が増えるとは、どういうことなのでしょうか?
では、産毛を太くするにはどうすればいいのでしょうか?
今回はAGAと産毛の関係性や、産毛を太くするためのAGA改善方法についてご紹介します。
AGA治療で少しずつ産毛が生えてきた?
AGA治療を行ったら、産毛が生えてくることはあるのでしょうか?
髪が薄くなる場所は、生え際、頭頂部、その両方と、AGA(男性型脱毛症)も人によっていろいろなパターンがあります。
しかし、どのパターンであってもAGAは進行する脱毛症なので、何もせずにいると症状はひどくなるので注意が必要です。
AGA治療を行うことで産毛が生えてくることはありますが、産毛がAGAを発症したサインの場合もあります。
AGAになると、なぜこのように産毛の存在が気になるのでしょうか?
髪の毛は生えると少しずつ成長を続け、成長が終わるとやがて抜け落ちるという周期があり、「生える」「成長する」「抜ける」を繰り返しています。
この髪の毛の周期に乱れが生じてしまうのがAGA(男性型脱毛症)です。
AGAになると髪が成長する期間が短くなり、今までのように成長しなくなります。
髪の毛が順調に伸びなくなるため、髪のボリュームが減ったように感じるのです。
また、成長の途中で髪が抜けてしまうので、短く細い産毛のような髪の毛が増えてしまうことに。
AGAを発症したサインとも考えられる産毛の増加は、実はAGA改善のサインでもあります。
AGAの治療を行い髪がいつもの周期に戻りはじめると、休止状態にあった髪の毛が少しずつ生えてくるようになり、産毛が増えてきたと感じることでしょう。
産毛は、AGAの発症や改善を知らせる大切なサインなのです。
生えてきた産毛を太くするにはどうすればいい?
生えてきた産毛を太く育てるためには、どうすればいいのでしょうか?
医療機関で行っているAGA治療は、主に薬を使った投薬治療です。
発毛剤として知られるミノキシジルやプロペシア、ザガーロなどの薬を使い、治療を行っていきます。
AGAは男性ホルモンの影響や遺伝、生活習慣などが原因となって起こります。
中でも男性ホルモンの影響は大きく、「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン」に変換され、髪の成長が阻害されてしまうことがわかっています。
発毛効果があるミノキシジルや、5αリダクターゼの働きを阻止するプロペシアやザガーロを使うことで、産毛を太く成長させ薄毛の改善が期待できるのです。
ただし、薬の効果を実感するためには、3ヵ月から半年くらいは継続する必要があります。
髪はゆっくり成長するため、周期がもとに戻るにも時間がかかるのです。
AGAの治療を行う際は、腰を据えてじっくり続けることが重要です。
しかし、AGAの原因は男性ホルモンの影響だけではありません。
生活習慣や体質などが根本原因となり発症するケースも少なくありません。
そのため、産毛を太くするには、薬だけに頼らず生活習慣を見直してみることも大切です。
参考:https://shinwa-clinic.jp/about/drcolumn/77/
産毛を太くしていく事でAGA・薄毛の改善につながる
産毛を太く育てていくことは、AGAや薄毛の改善につながります。
AGAになると髪の毛が十分に成長しないうちに抜けてしまうため、産毛のような弱々しい髪の毛が目立つようになります。
AGAや薄毛を改善するためには、これ以上の抜け毛が増えることを防ぎ、やっと生えてきた産毛を太く育てていくことが大切です。
そのために薬を使うことも選択肢の一つです。
しかし、頭皮や髪の毛以外の場所に根本的な原因があることも多く、最善の治療方法は人それぞれ異なるため、自分に合った方法を見極める必要があります。
毎日の生活習慣を振り返り、抜け毛や薄毛を招いていた可能性のある要因はないかチェックしてみましょう。
自律神経の乱れもAGAや薄毛に大きく影響するといわれています。
現代人に多い睡眠不足やストレスが多い生活も、自律神経のバランスを崩す要因となります。
また、食事も気をつけたいポイントです。
調理済みの食品ばかり食べていたり、野菜をほとんど食べていなかったりすると、栄養バランスが偏り、血行不良やホルモンバランスの乱れを招くことがあります。
特に意識して摂りたい栄養素は、タンパク質やビタミン、ミネラル類です。
栄養を意識せず簡単な食事ばかりしていると、どうしても脂質や糖質に偏ってしまいます。
これでは、エネルギーは補えても体の調子を整える栄養素が不足してしまいます。
髪の毛と食事は一見関係ないように思えますが、抜け毛を防ぎ、生えてきた産毛を太く育てるためには、さまざまな栄養素が必要なのです。
まとめ
髪が薄くなり産毛が増えてくることは、AGAの発症を示すサインでもあり、AGA改善のサインでもあります。
適切な治療や対策を行えば、抜けた髪の毛の下で新たな髪の毛が成長をはじめ、産毛が生えてきます。
産毛はAGA改善の一歩です。
生えてきた産毛を太く成長させていくことが、AGAのさらなる改善に繋がります。
産毛を太く育てるためには、薬を使ったAGA治療を受けるのも一つの方法ですが、生活習慣の見直しや改善も重要なポイントです。
ストレスをためない生活や栄養バランスの整った食事を心がけ、AGAの改善に努めましょう。