毎日シャンプーをしているのに、「服にフケがついて目立つ」「頭皮がかゆい」と悩んでいませんか?
フケが発生すると不潔な印象に見えるんじゃないかと気になりますよね。
フケは見た目によくないだけでなく頭皮にダメージがある可能性もあるので、頭皮環境が悪ければAGAや薄毛、抜け毛につながることもあるのです。
こちらでは、フケと薄毛・AGAには何か関係性があるのかについて解説いたします。
そもそもフケができる原因とは?
フケは古くなった頭皮の角質が剥がれたもので、体の「垢」と同じです。
頭皮は古い角質が剥がれて、新しい角質が生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。
新陳代謝によってフケができることは当たり前のことですが、何らかの影響でリズムが乱れてしまうと、フケが目に見えるくらいの大きさで剥がれてしまい、頭皮にトラブルが起きている可能性があるので注意が必要です。
頭皮の皮脂や水分の量、誰の頭皮にも存在する常在菌のバランスが崩れると、新陳代謝のリズムに影響を与えてフケができる原因につながってしまうのです。
食生活の乱れやストレス、睡眠の質の低下など生活習慣の乱れは、フケの原因である常在菌が増えてしまう原因のひとつです。
フケを減らそうと髪の毛をシャンプーで洗いすぎたり、爪を立ててゴシゴシとこすったりすると、頭皮が乾燥しすぎたり、頭皮にダメージを与えてしまい、フケができる原因になってしまいます。
フケと薄毛・AGAとの関係性は?
フケができると薄毛になるという直接的な関係はありませんが、頭皮環境が悪くなると薄毛や抜け毛につながってしまうので、AGAや薄毛の悩みと同時にフケもよく出るという方が割と多いのです。
AGAは脱毛を促進させるジヒドロテストステロンによってヘアサイクルが崩れると、髪の毛は太く成長できなくなり抜け落ちてしまいます。
AGAと頭皮に発生するフケには密接な因果関係はありませんが、皮脂が毛穴を詰まらせて髪の成長を妨げると、炎症やかゆみの症状が出るなど頭皮環境が悪くなれば、抜け毛が増えやすくなるってしまうのです。
フケにも種類がある
白い粉のようなものがフケというイメージがあると思いますが、フケの種類はサラサラの「乾性フケ」とベトベトな「脂性フケ」の2つに分けられます。
乾性フケは頭皮の水分や皮脂が不足して潤いがなく乾燥してできるフケで、脂性フケは頭皮の皮脂が多すぎることによってできるフケです。
新陳代謝のリズムが崩れた乾燥している頭皮は「バリア機能」が低下し、かゆみが起きたり、角質がたくさん剥がれてフケができるのです。
皮脂が多すぎる脂性フケは、皮脂をエサにしている菌が活発になって頭皮の新陳代謝のリズムが崩れてフケができると考えられます。
髪の毛のフケをそのまま放置してしまうと…..
痛みもないし病気でもないからと、髪の毛のフケをそのまま放置してしまうと頭皮トラブルにつながってしまいます。
フケが増えるとフケをエサとする菌が増えて頭皮環境がさらに悪化してしまい、薄毛につながる可能性が高くなります。
そして、かゆみがあると頭皮を掻いてしまうので、傷ついて炎症が起こりやすくなるのです。
たとえば、脂性フケは放置したままにすると、脂漏性皮膚炎という炎症が起こりやすくなるのです。
皮脂をエサとする菌が、頭皮にたくさん増えることで発症するといわれています。
炎症が起こると毛穴を皮脂で塞いでしまうので、脂漏性脱毛を起こしてしまうこともあるのです。
フケを抑える為にできることとは?
フケの対処法はフケの種類によって状態が違うため、頭皮の状態に合わせた対策が大切です。
乾性フケの頭皮に皮脂を減らすようにしたり、脂性フケの頭皮に乾燥を防いで潤いを与えても、よくなるどころか悪化する可能性もあるのです。
乾性フケの場合は「乾燥を防いで潤いを与え」、脂性フケの場合は「皮脂を適切な量に抑えること」が大切です。
皮脂には表面の角質を覆って頭皮から水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
頭皮の状態に合った刺激の少ないシャンプー剤を選び、デリケートな頭皮を傷つけないように指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。
シャンプーの洗い残しがないようにしっかり洗いながらも、洗いすぎて皮脂を奪い過ぎないように適度に洗いましょう。
頭皮の皮脂が増える原因は、脂質や糖分が多い高カロリーな食事などの食生活の乱れが関係しています。
頭皮の皮脂分泌を抑えるために、動物性の脂肪を含んだバターや脂身の多いお肉、ベーコン、コレステロールや糖分が多いスナック菓子などを控えて、高カロリーな食生活を見直しましょう。
さらに、新陳代謝の乱れる原因にもなるストレスを解消するために、適度な運動や質の高い睡眠をとることも大切です。
自分でできる限りの対策をしているけれども、本当に合っているのか不安であれば、専門家に相談してみるのもひとつの方法です。
いいねヘアケアラボでは、毛髪診断士が頭皮をチェックして、ひとりひとりの頭皮に合ったフケ対策をアドバイスしております。
まとめ
フケが多いと薄毛・AGAになるという直接的な関係性はありませんが、フケが多いということは頭皮がダメージを受けている可能性が高く、AGAや薄毛につながることがあります。
病気ではないからとフケができるのを放置したままにすると、頭皮環境が悪くなって炎症やかゆみを起こして、さらに頭皮環境が悪くなってしまいます。
頭皮環境が悪くなるとAGAや薄毛、抜け毛を促すことになりますので、フケが増えたと思ったら適切なヘアケアをはじめましょう。
まずは、自分の頭皮のフケの種類を見極めて、適切な頭皮ケアでフケを解消して健康な頭皮を手に入れて、薄毛対策もしましょう。