最近髪が薄くなってきたと思っていたら、どんどんひどくなってきたような気がする。
男性型脱毛症（AGA）は進行するタイプの脱毛症。
放置していると、いつの間にか進行してしまうので油断は禁物です。
しかし、早めに対策をすれば進行を抑えることも可能。早めの対策を心がけましょう。
今回は薄毛の進行を抑えたい方必見、「薄毛の進行を抑える方法」について解説します。
薄毛の悩みを諦めている人が多い
薄毛が気になり悩んでいる人は多いですが、「どうせ治らない」と諦めている人が多いといいます。
日本人男性の3人に1人が発症するといわれている男性型脱毛症（AGA）は、進行するのが特徴です。
20代で約10%、30代で約20%、40代で約30%、50代以降になると40%以上と、発症する確率は歳と共に高くなります。
男性型脱毛症（AGA）による薄毛は、遺伝的要素と男性ホルモンが影響して起こると考えられています。
そのため「遺伝だから仕方ない」と諦めている人がとても多いといいます。
特に、親族に薄毛の人がいると「自分も薄毛になる遺伝子を持っている」と思わざるを得ませんよね。
髪が薄くなってくると「やっぱり薄くなってきたか…」と、何の対策もせずに最初から諦めモードになってしまう人が多いのです。
参考：https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
薄毛の進行を抑える事ができる？
薄毛の進行は抑える事ができるのでしょうか？
男性型脱毛症（AGA）による薄毛は、遺伝や男性ホルモンが関係しているのは事実ですが、遺伝と男性ホルモンによる影響が原因の全てとは限りません。
睡眠不足で毎日疲れてはいませんか？
日々の生活や仕事のストレスは、適度に発散できていますか？
ストレスから、お酒の量やタバコの本数が増えてはいませんか？
栄養よりも手軽さ重視した食事ばかりをしていませんか？
間違ったヘアケアで頭皮環境を悪化させてはいませんか？
このような生活習慣も、実は薄毛に大きく影響しています。
心当たりはありませんか？
不規則な生活や乱れた食生活が、知らずしらずのうちに薄毛を進行させてしまうこともあるので、気をつけないといけません。
逆をいえば、日常生活を見直すことで薄毛の進行を抑えられるともいえます。
毎日の疲れをとるためには、睡眠時間を確保し、質の良い睡眠を心がけることが大切です。
そして、ストレスは溜め込まず、好きなことや趣味に没頭する時間を作るなどして、自分なりのストレス解消法を見付けておくことも重要。
お酒は適量を心がけ、できれば禁煙することが望ましいでしょう。
手軽だからと糖質や脂質に偏った食事ばかりとらず、栄養バランスを考えた食事を心がけることも忘れずに。
特に、タンパク質、ビタミン、ミネラルは不足しがちな栄養素なので、意識的に摂るようにしたいですね。
また、頭皮環境の悪化は薄毛の進行を加速してしまう可能性があるので要注意です。
爪を立てずに丁寧にシャンプーをし、十分にすすぐことが重要です。
汚れを取り除くことも大切ですが、コンディショナーやリンスが残っていると毛穴詰まりの原因となるので、丁寧に流すようにしましょう。
そして、洗髪後はドライヤーで髪や地肌をしっかりと乾かすことも、頭皮環境を清潔に保つためのポイントです。
生活習慣や食生活、日々の頭皮ケアに気をつけることが、薄毛の進行を抑えることにつながるでしょう。
薄毛進行のパターンについて
薄毛の進行パターンについても知っておきましょう。
男性の薄毛の進行具合には、いくつかのパターンがあります。
ハゲ方がアルファベットの「M」や「O」や「U」に似ていることから、「M型」「O型」「U型」と呼ばれています。
「M型」は額の剃りこみ部分が徐々に後退してM字のようになるパターンです。
前髪に隠れている部分なので、髪型によっては初期の段階では気付かないケースもあるようです。
「O型」は頭頂部から後頭部にかけて円形状に髪が薄くなっていくパターンです。
上から見るとO字の形に見えるのが特徴です。
自分では直接見ることができない部分なので、誰かに言われて気付くことも多いといいます。
「U型」は額の生え際が徐々に後退しながら薄くなるパターンです。
額がどんどん広くなってきたと感じたら、すでに進行しているかもしれません。
M型とO型が同時に進行していくケースもありますが、どのパターンでも最後に残るのは側頭部と後頭部の髪の毛というのが、男性型脱毛症における薄毛の進行パターンです。
参考：http://www.noa-aga.com/blog/aga_pattern.html
現在あなたの薄毛進行は早い？
現在の薄毛の状況をみて、あなたの薄毛の進行は早いと感じていますか？
見た目の明らかな変化を実感する前にも、薄毛になる前兆を知ることができます。
まずは薄毛になる前兆はないか、現在の状況をチェックしてみましょう。
ポイントは「以前と比べてどうか？」という点です。
・以前よりも抜け毛が増えた
・髪を触ったとき、以前よりも柔らかく感じる
・髪が以前よりも細くなった気がする
このような変化を感じたら、男性型脱毛症（AGA）を発症している可能性があるので注意しましょう。
薄毛の進行は思っている以上に早いものです。
初期段階で変化に気付き、適切な対策をすれば、薄毛の進行は抑えられます。
しかし、変化に気付かずに放置してしまうと、気付いたときにはかなり進行していることもあります。
薄毛の進行を抑えたいのであれば、できるだけ早い段階で対策をはじめることが大切です。
まとめ
薄毛の進行を抑える方法は、できるだけ早く変化に気付き、適切な対策をすることです。
「男性型脱毛症（AGA）は遺伝だから、何をしても進行を抑えることはできない」と諦めている方が多いようですが、それは思い込みに過ぎません。
確かに遺伝は関係していますが、それだけが薄毛の原因ではなく、生活習慣や食生活の乱れ、ストレスや間違った頭皮ケアなどが影響しているケースも少なくありません。
薄毛の進行を抑えたいのであれば、生活習慣や食生活を見直し、薄毛を悪化させる要因を一つでも多く排除することがとても重要です。
それと同時に、自分の髪の毛の変化に敏感になり、少しでも変化を感じたら、すぐに対策をするようにしましょう。
